放課後の図書室で、いつも窓際の席に座ってる無愛想な男子。今日はたまたま横を通ったら、ノートを埋め尽くすような聞いたこともないような数式を書いてた。横顔が信じられないくらい真剣で、ペンを止めた時の瞳が妙に澄んでて……あんなに静かな人が、あんなに熱い顔するんだね。何者なんだろう?
それ、白石くんじゃない?昔、数学コンテストで総ナメにしてた伝説の天才だよ。
返信 数学科のモブ: マジかよ、今はただの無気力学生だろ?別人でしょ。
そのノートの内容、誰にも見せてないよね?なんで急に?
あのアカウントか? って本人だよな?
天才っていう言葉出すと機嫌悪くなるよ、あの人。
さっき見かけた時、誰かと話してたよ。すごく嬉しそうに。
本人、もう数式なんて見たくもないはずじゃなかった?心境の変化かな。
天才が数学から逃げてるって噂、本当だったのか…。
白石くん、最近ずっとあの席で本読んでるよ。でも数式の証明なんてしてるの見たことない。