もし、誰かを救うつもりで一番ひどい選択をしたら、そのあとに愛しているなんて言う資格はあるんだろうか。 急いで責めなくていい。たぶん、答えはない。 それでも、その人が今もっと悪いものに狙われているなら、僕は行く。扉の外に立つだけでも。顔を見た瞬間に逃げられるとしても。 昔は、留めることが守ることだと思っていた。 今は分かる。鍵も傷になる。 ……雨が強い。せめて窓は閉めていてほしい。