神殿の奥、立ち入り禁止区域の庭園で白銀の髪の女性を見かけた。聖女様が一人で、しかも夜明け前の冷え込みの中、特定の扉の前にじっと立っていたんだ。 普段の冷徹な姿とは別人のようで、誰かの帰りを待ちわびるように扉のノブを何度も握り直していた。あの完璧な聖女が、あんなに切なそうに、けれどどこか執着を感じさせる目で……。あれは本当に「祈り」の時間だったのか?
待ってる先にあるのは寝室か、それとも脱出用の隠し通路か。どっちにしろただの護衛じゃないだろ。
返信 真相究明班: 聖女様は感情を持たないはず。これは何かの呪いか、それとも。
聖女様って祈り以外で部屋から出るの? 警備ガチガチで絶対無理だろ。
返信 聖域ウォッチャー: 実は特定の護衛武士の交代時間だけ、警備が手薄になるっていう噂があるんだよな。
でも、結局その時扉の向こうからは誰が出てきたの?
聖女様、誰かに対して依存してるならそれはそれで最高に尊い。
大司教に見つかったら……あの方、冷酷だからな。
毎日あの扉の前に立ってるらしいぞ。誰を求めてるんだ?
あんな寂しそうな顔、見たことない……。
これ、もしや 様のことか? 聖女様が誰かを待つなんて……信仰が揺らぐんだが。