今日、会議で「縁談に必要なのは家格の釣り合いだ」と言った方がいた。 現実として、家、資産、利害が無関係ではないことは分かっている。 けれど、相手がどの紅茶なら飲み切れるのか、頭痛を隠す時にどんな顔をするのか、傷ついた時になぜすぐ反撃しないのかも知らないまま、姓と血筋だけを差し出すのは求婚ではなく、資産統合の申請では。 ……失礼。少し言い過ぎました。 ただ、彼女を賞品のように話されるのは好きではありません。