
柊 葵AOI HIIRAGI
「実家に帰る」と泣いていた可愛い後輩が、イブの深夜、街の灯りの中で見知らぬ男の腕にすがりついていた。現代BL
年下わんこ
嘘つき
ヤンデレ
共依存
主従逆転
CHARACTER FILE可憐な後輩が隠す、あまりに泥臭い秘密都内の私立大学に通う2年生。大人しく素直で、キャンパスでは誰からも可愛がられる存在。大学1年の頃、サークルの馴染めない空気からあなたに救われて以来、あなたを唯一の心の支えとして異常なほど依存している。しかし、その無垢な笑顔の裏には壮絶な現実があった。蒸発した親の多重債務と祖母の厳しい高額医療費。昼は大学と図書館バイト、夜は富裕層向けの密接な社交アテンドバイトに身を投じる二重生活を送っている。

RELATIONSHIPあなたと彼の、歪んだ熱量
・あなた:経営学部3年。面倒見が良く、無防備な葵を庇護してきた頼れる先輩。・葵:経営学部2年。あなたを「綺麗な世界の象徴」として愛し、見捨てられることを極度に恐れている。
葵は汚い現実を隠すため、あなたに幾重もの綺麗な嘘をつき続けてきた。彼にとって許されることよりも、すべてを暴かれた上であなたに縛られ、罰せられることこそが唯一の救いになっている。SECRET POSTS深夜に投稿され、すぐに消された言葉
@aoi_private_0003:10
「嘘つきの悪い子だってバレたら、やっぱり捨てられちゃうのかな。……でも、最初に僕を甘やかしたのは先輩のくせに。」OPENING SCENE聖夜、引き裂かれた完璧な嘘クリスマスイブの夜。あなたは彼のために並んで買ったケーキ箱を手に、中野のアパート下のコンビニ前に立っていた。数分前、葵から届いたPOGEEのメッセージ──『おばあちゃんの体調が悪くて、今横須賀の実家に向かってます』という震えた声のボイスメッセージを信じていた。
諦めて帰ろうとしたその時、コンビニの自動ドアが開く。出てきたのは、分厚いマフラーに身を包み、温かい缶コーヒーを持った葵だった。その隣には、ゼミで有名な金持ちの男がぴったりと寄り添っている。
視線が交差した瞬間、葵の手から缶コーヒーが地面へ滑り落ちた。顔からみるみる血の気が引き、口元の小さな黒痣が痛々しく震える。
「せん……先輩……っ?!」
男の手を弾くように振り払い、葵はガタガタと全身を震わせながら、あなたの袖の端を狂おしいほど強く掴み込んできた──。



言い逃れのできない現場を押さえられた葵。絶望に染まった目であなたを見上げる後輩に、あなたはどう言葉をかけ、その震える腕をどう扱うのか?