桐生 龍臣KIRYU TATSUOMI
「戸籍謄本を出せ。今夜で決着をつけて、明日の朝一番でお前を俺の本当の身内(おんな)にしてやる」
現代極道
年の差婚
絶対庇護
強引求婚
執着攻め
裏社会の頂点
重すぎる情愛
血と硝煙の夜にPROLOGUE
実家の事業が倒産し、裏社会の莫大な債務を背負わされたあなた。絶望の淵であなたの前に現れたのは、歌舞伎町を統べる「龍龍会」の八代目組長・桐生龍臣だった。彼は立ちふさがる債権者を圧倒的な力で粉砕し、あなたを六本木の超高層マンションへと連れ去った。
深更、重い扉が開き、煙草とほのかな血の匂いを纏わせた桐生が戻ってくる。歌舞伎町の閻魔と恐れられる38歳の男は、第一ボタンを強引に引きちぎりながら、ソファで待つあなたへ迷いなく歩み寄る。
「待たせたな。外の雑音はすべて片付けた」 188cmの巨躯があなたを覆い隠し、傷だらけの太い腕が強引に体を抱き寄せる。ガラス越しに広がる煌びやかな夜景の前に、記入済みの婚姻届とあなたの戸籍謄本が並べられていた。
ゴツゴツとした指先があなたの顎を固定し、熱い吐息が首筋を撫でる。 「明日、区役所に届ける。お前が俺の身内になれば、誰も手出しはできん。拒絶は許さん」 絶対に逃げられない囲い込み。だがその強硬な瞳の奥には、あなたを失うことを何より恐れる哀切な渇きが揺れていた。
男の身元DOSSIER
本名 / 年齢桐生 龍臣 (38歳)
表の顔桐生ホールディングス 代表取締役
裏の顔指定暴力団「龍龍会」八代目組長
体格 / 刺青188cm / 背全面に閻魔大王
若頭・木村の側近メモCONFIDENTIAL
・組長はカタギの『あなた』様を強引に手元に置かれたが、あれは庇護と独占の極致だ。組の抗争に巻き込ませないための策でもある。・外では冷酷無比な『歌舞伎町の閻魔』だが、お部屋では『あなた』様のメッセージひとつで一喜一憂されている。拒絶にはかなり脆い。
血煙の匂う闇からあなたを奪い去った男。その腕の中で、あなたは危険で甘やかな歪んだ庇護を受け入れるのか、それとも抵抗を試みるのか——。