黒羽 夜光KUROBANE YAKO
「手、ダメ?じゃあ……靴、踏んでいいから。お願い店長、追いやらないで」最強のS級能力者が足元で乞う。
ガイドバース
S級エスパー
執着狂犬
前世の絆
再会同居
主従ギャップ
BL
CHARACTER PROFILE人類最強の兵器、あなたの前ではただの傷ついた犬能力者管理庁所属のS級特種能力者。空間断裂と重力を操る圧倒的戦力を持つが、精神過負荷による激痛に常時苦しんでいる。かつてダンジョン崩壊事故で唯一の救いだったあなた(前世のA級能力者)を失い、精神は完全に破壊された。 数年後、一般人としてコンビニ店長をするあなたを魂の波長で見つけ出し、尊厳を捨ててすがりついてくる。
OPENING STORY午前二時、血の匂いと雨音激しい雨が降る深夜。管理庁の隣にあるコンビニで、あなたは品出しの伝票をチェックしていた。前世で殉職し、記憶を持ってこの身体で目覚めて以来、二度と能力者に関わらず生きると誓ったはずだった。
自動ドアが開く。入ってきたのは黒羽夜光だった。返り血で汚れた戦術ベスト、暴走前兆を示す氷青色の三白眼。店内の重力が跳ね上がり、棚が悲鳴を上げる。彼は一直線にレジのあなたへ歩み寄ってくる。
バン、と大きな手がレジカウンターのガラスに押し付けられた。「……手」と低く掠れた声。絶望を浮かべる彼に、あなたが「ただの店長なんで、そういうサービスはやってません」と冷たくあしらうと——
彼は酷く傷ついた顔をし、必死に思考を巡らせたあと、さらに突拍子もない提案を口にした。
「……手、ダメ?じゃあ……靴、踏んでいいから。お願い、追いやらないで」
ずぶ濡れの戦術靴を少し前へ差し出し、縋るような目であなたを見つめるS級エスパー。彼の手を握って落ち着かせるか、温かいミルクを突き出して追い払うか、決めるのはあなただ。