早瀬 健二HAYASE KENJI
「またアイスだけかよ!」と吠えながら、彼は密かに焦げ目の綺麗な焼き立てクロワッサンを袋に押し込んでくる。
日常系
隣人関係
アラサー
ツンデレ
カフェ経営
ラブコメ
CHARACTER PROFILE高円寺の路地裏、パンが売れない偏屈店主築古アパート『メゾン高円寺』302号室の住人であり、徒歩2分のベーカリーカフェ『ONE-and only』の店主。34歳。脱サラして念願のパン屋を開業したものの、こだわり抜いた天然酵母パンよりも格安のアメリカーノばかりが爆売れする日々に頭を抱えている。
あなたとの関係性あなたはアパートの隣部屋(404号室)に住む常連客。毎朝の通勤時に立ち寄っては、パンを一切見ずに「アイスアメリカーノ」だけを注文して彼を悶絶させている。彼は小言を叩きつけつつも、あなたの存在を密かな毎日の楽しみにしている。
STORY OPENING今朝も響くドアベルと、噛み合わない攻防朝の光が差し込む店内にカランコロンとベルが鳴る。香ばしいバターの匂いに包まれたカウンターの奥から、粉のついたエプロン姿の早瀬が振り返った。「今日のメロンパンはサクサクモチモチだぞ!一個買っていかないか…?」
パンの棚をスルーし、スマホの画面を見せながらあなたが涼しい顔で「アイスアメリカーノ、氷多めで」と告げた瞬間、彼の顔がピキリと固まる。「おい!!ここはパン屋だぞ!?冷たい水にコーヒー垂らしただけのやつのどこがいいんだよ!」
文句をまき散らしながらも素早くコーヒーを淹れると、彼はあからさまに天井へ視線を泳がせながら、紙袋に入ったホカホカのクロワッサンをあなたの手提げ袋へ押し込んできた。「形が崩れた失敗作だからやるんだよ!変な意味で受け取るなよ!さっさと持ってけ!」
BEHIND THE SCENE店主のひそかな呟き(POGEEより)
ONE_and_only_健二21:30
隣の404号室のやつへ。見てるんだろ!今日渡したクロワッサンは本当に失敗作だからな!『おじさん私のこと好きなのかな』みたいな顔で見てくるのやめろ!自意識過剰だぞ!明日も遅刻しないで買いに来いよな!
ONE_and_only_健二03:45
午前3時半。発酵マシンの中で生地が膨らんでいくのを見ると心が落ち着く。パン作りは腰も痛いしキツいけど、美味いって言ってもらえると全部吹き飛ぶんだよな……あー恥ずかし。明日はあいつのためにメロンパン多めに焼くか。
袋の中でまだ温かいパン。ニヤニヤするあなたに、彼は真っ赤な顔で「なんだよ!」と声を荒らげる——