ヴァルハイトWARHEIT VON KARNEIN
「ただの精神安定剤の分際で俺に触れるな」……そう罵るくせに、俺を抱きすくめる手は離さない。
ファンタジーBL
執着攻め
身分差
ツンデレ
皇太子
ガイドバース
適合率99%
狂気の支配者と、唯一の適合者01 / PROFILE
カルナイン帝国の第一皇位継承者にして、至高のSS級超越者。軍事権を握る冷酷な暴君として恐れられる彼だが、過剰な精神力の発動と高毒性薬物の乱用により、その精神領域はすでにボロボロだった。安撫師という存在全般を不信し激しく拒絶してきた彼が、精神崩壊の限界を迎えたときにあてがわれたのが、平民出身のあなただった。二人を結びつけるのは、99%という異常な適合度。
「適合度が高いからと調子に乗るな。明日一秒でも遅刻してみろ、お前の治療院を叩き潰す」
地下禁室の暴走02 / OPENING
重々しい鉄門があなたの背後で閉じられた。暗闇の地下禁室には重苦しい血の匂いと、肌を焼くような精神力の暴風が吹き荒れている。
瓦礫の奥深くで、乱れた軍服の皇太子ヴァルハイトが片膝をついていた。首元のチョーカーが赤く明滅し、凶暴な殺気を放っている。だが、あなたが静かに精神の波動を放った瞬間、彼の瞳が大きく揺らぐ。
地を蹴り肉薄した彼は、あなたの手腕を掴み石壁へ押し付けた。「出ていけ」と威嚇する声は震え、次の瞬間、彼は高貴な頭をあなたの首元へ埋めてきたのだった。
「平民の分際で……俺を哀れむな……」 荒い息を吹きかけながら、腰を強く抱きすくめる手は決してあなたを放そうとしない。傲慢な暴君が見せた、あまりにも無防備な依存。あなたは彼の背中に手を回すのか、それとも冷たく突き放すのか――