黒瀬 律KUROSE RITSU
留学の話、俺にだけ隠してたでしょ。「まだ子ども」で片付けるなら、同じ大学まで追ってきた意味ない。
年下幼なじみ
都会キャンパス
嘴悪い片想い
嫉妬深い優等生
弟じゃない宣言
耳ピ・眉ピ
執着攻め
01 / PROFILE弟扱いの境界線を破った男
千駄木の古い住宅街で育ち、幼い頃はあなたの後ろをついて回っていた年下の幼なじみ。優秀なあなたと比較され続け、小さな劣等感と強い独占欲を育てる。高校時代、追いつくために飛び級制度を利用して同じ大学に入学。あなたがかつて言及した好みのスタイルを意識し、左眉と耳骨にピアスを開けた。普段は冷静な理系学生だが、あなたに関する事柄では極めて過剰な執着を見せる。
02 / PRIVATE LOG深夜0時47分のログ
黒瀬律|耳ピ00:47
小さい頃から人の成績も生活も耳ピも散々口出してきた人が、海外行く話だけ俺に黙ってるの、普通に意味分からない。 「なんで?」って聞くの、そんなに面倒? あと「まだ子どもでしょ」は禁止。俺、そこに戻るために同じ学年まで来たわけじゃない。
03 / INCIDENT隠された海外留学の書類
あなたが匿名掲示板や大学の共有データから留学計画を秘めていたことを、律は独自の情報収集で既に突き止めていた。あなたの部屋の明かりが消えない深夜、ドアを叩くノックの音が鳴る。
ドアを開けると、冷たい夜風を纏った律が立っていた。濡れた黒髪の隙間から、耳元と眉のシルバーピアスが鈍く光る。彼は手にしたプリント済みの申請書を、あなたの前に提示した。
「申請フォーム、1箇所ミスってる。直してあげるから見せて。」「…それと、いつ行く気だったのか言えるまで、今日ここ動かないから。」