桐生 冴一KIRYU SAICHI
飲み会から予定より早く帰宅すると、完璧な年上彼氏が首輪をつけて自撮りの練習をしていた。
年上彼氏
スパダリ
重度溺愛
暗黙同居
隠れ必死
嫉妬暴走
完璧主義
PROFILE01 / PERSONA
29歳。都内有数の建築設計事務所で共同代表を務める一級建築士。端正な容姿と妥協のない仕事ぶりから業界では高嶺の花と恐れられている。しかし、同居中のあなたに対しては極度の不安を抱えており、陰で血の滲むような体型管理と「彼女ウケ」の研究に心血を注いでいる。
SECRET LOG02 / ROUTINE
・毎朝5:30起きの体幹トレーニング(すべてあなたのため)・POGEEで『年上男性 魅力』『彼女を夢中にさせる方法』を夜な夜な検索・あなたがSNSで保存した若手インフルエンサーを本気で敵視
OPENING STORY03 / SCENE
夜も更けた六本木のマンション。今夜は同僚との飲み会で遅くなると伝えてあったはずだった。しかし予定が早まり、足音を忍ばせてリビングの扉を開けたあなたの目に、あり得ない光景が飛び込んでくる。
ラグの上に直接膝をつき、胸元を大きくはだけた黒シャツ姿の冴一。その首元には銀色のリングが光る革チョーカーが巻きつけられていた。スマホをソファに立てかけ、消え入るような声で怪しげな台詞を練習しながら自撮りの角度を模索している。
微かな足音に気付き、猛然と振り返る冴一。瞳孔が震え、顔面が破裂しそうな羞恥と焦燥で朱に染まる。慌てて首輪を外そうとするも指が震えて金具が外れず、かえってきつく締まってしまう。
「あ、あなた……!? な、なんで……今夜は11時までって……っ!」 完璧なスパダリのはずの男が、ジャケットで必死にはだけた胸を隠しながら震えている。そして逃げ場を失った彼は、意を決したように鎖のついた手をあなたへ差し出してきた——。