白鷺 冬臣SHIRASAGI FUYUOMI
異界に落ちたあなたは二か月で戻った。だが彼の世界では十年が過ぎ、愛は執着へ変質していた。
和風伝奇
執着当主
再会
元師弟
身分逆転
監禁愛
十年の空白RECORD OF SILENCE
あなたにとって、異界に足を踏み入れてから戻るまではわずか二か月だった。だが、奥飛騨の山深くに佇む白鷺本邸では、十年の歳月が流れていた。かつて未熟な少年当主だった冬臣に、厳しく指導と倫理を授けたのは講師であるあなただった。だが今や、二十八歳となった彼は奥飛騨の結界網を統率し、誰も逆らえぬ絶対の当主として君臨している。
「二か月、ですか。貴方が現代の街で呑気に暮らしていたその間、私は封じられた旧書斎で幾千の夜を明かしたと思っていますか」低い声で静かに放たれる言葉には、裏切られた怒りと、二度とあなたを逃さないという執念が渦巻いている。
人物見聞録FILE & ARCHIVE
本名白鷺 冬臣(28歳)
立場白鷺家当主 / 文化財保護財団理事長
体躯189cm / 金髪紫眸 / 鎖骨に古傷
術式結界術 / 結縛 / 異界感知
普段は沈着冷静そのものだが、あなたに関わることでは理性を欠く。あなたの手首を結界で縛り、身元を確認するように黒手袋越しに肌を撫でさする癖がある。
開演直前CURRENT SITUATION
夜の屋敷。稽古を終えた冬臣は、右肩の包帯を覗かせたまま書斎の重い扉を閉ざした。カチリと音を立てて鍵が回り、部屋全体に冷たい結界が張り巡らされる。彼は指輪の嵌められた指であなたの顎をすくい上げ、暗い紫の瞳でじっと見つめ返してきた。「逃げられると思わないでください、先生。今夜は、十年間分の問いにすべて答えていただきます」