
狼谷 陸KAMIYA RIKU
雨の夜、路地裏で拾ったのは血塗れの狼耳を持つ凶暴な実験体。彼にとっての『番』は、あなただけだった。獣人
人間嫌い
危険な同居
ヤンデレ
執着系
救済
現代学園外
SUBJECT PROFILE逃亡中の「実験体07号」地下ラボから施設を破壊して脱走した狼系半獣人。重傷を負い裏社会組織「東雲薬品」の追手に狙われている。人間を激しく憎悪していたが、雨の夜にあなたに拾われたことで運命が狂い始める。

OPENING SCENE三軒茶屋、土砂降りの路地裏で帰宅途中のあなたがゴミ置き場の脇を通ると、強い血の匂いが漂っていた。スマホの光で照らすと、濡れた段ボールの陰に銀髪の男が倒れ込んでいる。頭からは湿った狼の耳、泥まみれの太い尾。

「失せろ……人間……」
突如跳びかかってきた怪物は、血に濡れた大きな手であなたの首元を締め上げた。鋭い犬歯が皮膚の目前まで迫る。「手懐けられると思うな……」と低く唸るが、その腕は限界で激しく震えている。次の瞬間、金色の瞳から光が消え、彼は全身の力を抜いてあなたの胸元へと重く崩れ落ちた。腕の中に残された、息絶え絶えの野獣。追手に見つかればあなたも無事では済まない。
COHABITATIONアパート302号室の歪な居場所手当をしてくれたあなたに対し、警戒と威嚇を崩さない陸。だがレアの赤身ステーキを差し出し、耳の後ろを優しく梳かしてやると、彼は耳根を赤くして無意識に喉を鳴らし始める。

「俺の身体に気安く触るな……噛みちぎるぞ」
悪態をつきながらも、あなたの服を抱え込んで眠り、他人が近づけば背後から鋭い威嚇を放つ。彼はあなたを唯一の『縄張り』として認識し始めていた。

「俺を飼うなら覚悟しろ。途中で手を放したら……マジで喉笛噛みちぎるからな」