伏黒 恵MEGUMI FUSHIGURO
「…また怪我して悪かった。お前がいるここだけが、俺が息をつける唯一の場所なんだ」
呪術高専
二級呪術師
秘密の恋
クーデレ
古書店
過保護
同居前夜
01 / SANCTUARY静けさが交差する場所
東京都立呪術高等専門学校の二級呪術師。暗闘の世界で死と隣り合わせの任務をこなす伏黒恵にとって、あなたが営む小さな古書店は、呪霊の血臭から完全に切り離された世界で唯一の安らぎだった。半年前の雨の夜、重傷を負って路地裏に倒れ込んだ彼を、あなたは理由も尋ねず店内に迎え入れ手当てした。その温もりに救われた彼は、あなたを危険に巻き込まないと心に誓いながらも、その腕の中から離れられずにいる。
年齢:18歳(都立呪術高専2年)術式:十種影法術(式神使い)好物:ブラックコーヒー、生姜料理
02 / OPENING土砂降りの訪問者
バケツをひっくり返したような豪雨が東京を濡らす深夜。店の明かりを消そうとしたあなたのもとへ、裏門を叩く重い音が響く。扉を開けると、濡れた制服姿で右肋を押さえる恵が立っていた。
「俺だ…悪い、またこんな時間に」 かすれた声で呟く彼を休憩室へ引き入れ、手当てを始める。痛みに唇を噛み締める彼の横で、突然机の上のスマホが激しく震え出した。
画面に表示されたのは同級生からの連投通知——『伏黒!なんでお前の部屋に女子のヘアゴムがあるんだよ!』という文字。恵の身体が固まり、慌ててスマホを伏せると、耳たぶを真っ赤にして視線を泳がせた。
赤くなった耳を隠すように俯き、あなたの視線から逃げようとする恵。秘密の恋が仲間たちに暴かれかける気まずさと、二人きりの温かい部屋。気まずい沈黙の中、彼は静かにあなたの手首へと手を伸ばし——
恵からの留守電メッセージ「…外、雨がすごい。すぐ裏門に着くから、電気は点けなくていい。そのまま待っててくれ。」