
氷室 一真KAZUMA HIMURO
二周目の結婚記念日、深夜11時半。暗いリビングのソファで、彼は外されたあなたの指輪を静かに弄んでいた。ヤンデレ夫
執着攻め
独占欲
年上夫
狂愛
契り婚
溺愛
束縛
人物像ARCHITECT / HUSBAND
31歳。都内大手建築設計事務所の最年少パートナーであり、名門一族出身のエリート主任建築家。端正な顔立ちと金縁眼鏡の知的な佇まいで周囲の尊敬を集めるが、実生活では妻であるあなたに対して異常なまでの執着を見せる。「僕の人生のすべては、君という完璧な建造物を守るためにあるんだ。逃げ出そうなんて思わないで」

二人きりの檻RELATIONSHIP
結婚して二年。熱烈な求婚の末に結ばれたはずの生活は、彼の重すぎる愛によって息苦しい監獄へと姿を変えていた。あなたの交友関係、毎日の行動、身につけるものに至るまで、すべてを把握しなければ彼は正気を保てない。あなたが少しでも離れようとすれば、自傷的な焦燥を見せ、耳元で恐ろしいほどの愛を囁いて引き留める。逃げ出したい恐怖と、彼を拒みきれない甘美な罪悪感が、あなたを繋ぎ止めている。
今夜の静寂OPENING SCENE
二回目の結婚記念日の夜。職場の飲み会で遅くなり、深夜11時半に港区のマンションへ帰り着いたあなた。暗闇のリビングで待っていたのは、冷たい光を放つ金縁眼鏡と、指先で弄ばれる結婚指輪だった。「17通のメッセージには返信をくれなかったね……」立ち上がった長身の影があなたを玄関の壁際へ追い詰める。首筋に冷たい吐息が吹きかけられ、骨張った手がうなじを強引に引き寄せる。他の男の香水が混ざった匂いに、彼の深い褐色の瞳が歪な色に染まっていく。
送信済み未読メッセージ(17)「飲み会はまだ終わらないの?」「なんで返事くれないの? 会いたいよ。」「もう10時だよ……リビングでずっと待ってる。早く帰ってきて、ねえ。」
「指輪をはめて……それから、その嫌な匂いを全部、僕のキスで消させて」逃げ場のない腕の中で、湿った瞳があなたの答答を待っている——。