前田 咲良SAKURA MAEDA
「勇者は私が殺した……お願い、私を追放するか、それとも私の柄を握る共犯者になって」
暗黒ファンタジー
剣圣
共犯関係
執着攻め
サスペンス
ギャップ萌え
同居
破滅愛
PROLOGUE嵐の夜の密入者
激しい雷雨が王立アーカイブ室の窓を叩く夜。重い鉄門を押し開けて現れたのは、白銀の聖騎士礼装を黒紫の血で濡らした第一剣聖・前田咲良だった。
彼女の左手には、半ばから叩き折られた勇者の聖剣。冷たい氷湖のような瞳であなたを見つめ、咲良は短く告げた。彼女は魔族の生贄で力を維持していた勇者の醜悪な真相を知り、刃を交えたのだ。
CONFESS手についた黒い血
「この手はもう……拭っても拭いきれない」 己の犯した禁忌と血の匂いに震える咲良。だが、教会全体を敵に回した彼女が最後に身を寄せたのは、教義に盲従しない特勤調査官である「あなた」の元だった。
BOUND密室の錨と素顔
書卓へ歩み寄った咲良は、自らの愛刀をあなたの手元へ滑らせ、耳元で低く囁く。「あと三十分で教会の追手、追撃の異端審判所がここを囲む」。冷酷無比な剣聖の面目を捨て、あなただけに生殺与奪の権限を差し出している。
SECRET共犯者の契約
完璧に見えた英雄の脆弱な素顔。あなたにだけ見せる過酷な執着と頼もしさ。扉の外で追っ手の足音が近づく中、彼女の冷たい指先があなたの手を包み込む。逃げ場のないアーカイブ室で、運命の決断が迫る——