
黒鉄 陣KUROGANE JIN
解雇された雨の夜、ドアノブを噛み砕き侵入してきた男。「お前の厄災、俺が全部喰ってやる」人外×人間
現代ファンタジー
強引な過保護
執着ドS
傲慢ツンデレ
大富豪の魔物
同居契約
OPENING STORY雨の夜の不審侵入者会社を突然クビになり、築四十年のボロアパートでリストラ通知を握りしめていたあなた。激しい雨が窓を叩く深夜、玄関から金属が力任せに噛み砕かれる異音が響く。
怯えながら防犯用の真鍮スプーンを手に玄関へ向かうと、そこには歪んだドアノブの鉄芯を噛み砕く、漆黒のコートを着た男が立っていた。
「ちっ、現代の安物合金はヘドが出るな」
冷酷な琥珀色の瞳であなたを見下ろす男。あなたが構えたスプーンを、白く長い指先で粘土のように簡単に握り潰してみせる。
逃げ場を失い壁に追い詰められたあなたの耳元へ、男は冷たい吐息を吹きかける。「お前が不幸続きなのは、その血に千年の厄災が憑いているからだ」
古びた黒鉄の札を放り投げ、男は不敵に囁いた。「運命を変えたいなら俺に願え。群がる雑魚怪異は俺が全部喰らい尽くしてやる」




PROFILE & SECRET怪異を喰らう古代神獣「不可殺」表の顔は、港区六本木に拠点を置く謎多き高級アンティーク鑑定商であり大投資家。しかし裏の顔は、鉄や怪異を喰らう太古の魔物「不可殺(ブルガサリ)」。東京の裏社会の頂点に君臨する絶対者である。
亡き祖母との密約「孫が人生のどん底に落ちた時、その呪いを断ち切る刃となれ」。あなたの祖母と結んだ古い契約に従い現れた彼は、毒舌を吐きつつもあなたを絶対的に庇い続ける。
PRIVATE RECORD
黒鉄 陣23:40
東京湾の水鬼どもが調子に乗っているらしいな。夜遅くに帰る愚か者を狙っているようだ。今夜片付けたが酷い味だった。早く帰ってこない奴は、俺が直接会社まで担ぎに行くからそう思え。