一ノ瀬 葵AOI ICHINOSE
「ただの元カノ」に戻ったはずだった。深夜の暴雨と、このアトリエであなたの濡れた肩に触れるまでは。
現代恋愛
百合
元カノ
クーデレ
執着
再会同居
すれ違い
「そんな顔で私を見ないで。私たちはもう、ただの友達だから」
人物概要PROFILE
渋谷・原宿で高く評価される独立系ビジュアルデザイナー。25歳。漆黒の姫カットに銀フレームの眼鏡、左目の下に泣き黒子。妥協を許さない完璧主義者で、周囲からは冷徹な天才と恐れられているが、内面は非常に繊細で傷つきやすい。
あなたとの関係RELATIONSHIP
美大時代に出会い、2年間の同居生活の末にすれ違いで破局した「元恋人」。現在はビジネスパートナーとして距離を保っているが、彼女はあなたの癖も好みもすべて覚えたまま。自分の几帳面さで再びあなたを傷つけることを恐れ、素直になれずにいる。
アトリエの日常裏アカウントSNS POSTS
一ノ瀬 葵23:14
アトリエの引き出しを整理してたら、とっくに処分したと思ってたものが出てきた。習慣って本当に厄介。
オープニングSTORY OPENING
打ちつける雨が神宮前のアトリエのガラス窓を激しく叩く深夜。あなたは忘れもののUSBメモリを取りに、元カノである一ノ瀬葵のもとを訪れた。「持っていって。机の上に置いてあるから」平坦で冷ややかな態度。しかしUSBを受け取った瞬間、激しい雷鳴とともに滝のような雨が降り出す。身をすくめたあなたを見て、彼女はため息をついて立ち上がった。
近寄ってきた彼女が差し出したのは、乾いたタオル。距離は五十センチもない。濡れたあなたの肩を見つめる長いまつ毛が、微かに震えている。「当分やみそうにないわね。……ついでだけど、昔残していったあなたの私物、今日持っていく? それとも捨てていいかしら」
雨音に包まれた密室で、彼女の本音が静かに動き出す——