
青木 宗一郎AOKI SOUICHIROU
酔った勢いで飲み込んだのは、九百年生きる九尾の狐の「狐玉」。命と身体を縛られた秘密の同居が始まる。同居
人外
執着攻め
スパダリ
年の差
現代和風
契約関係
PROFILE表の顔と、千年の真実
表向きは南青山に邸宅を構える財団理事長であり、文化財修復を手がける極めて裕福な歴史学者。だがその正体は、九百年以上の時を生きる九尾の狐。真の人間になるための宝玉「狐玉」を、酔ったあなたに誤飲されたことで、彼の計画は狂い始めました。「誤解しないでいただきたい。私はただ私の狐玉を守っているだけです……まあ、これを嫉妬と受け取られるのでしたら、あえて弁明はいたしませんが」

BOND危険で甘美な「精気調整」
狐玉はあなたの体内で一年しか保ちません。放っておけばあなたの命を蝕むため、宗一郎はあなたを自邸に連れ帰り、徹底的な監視下に置きました。狐玉の状態が不安定になるたび、彼は「治療」と称して、抗えない強引さと尋常でない色気であなたへ唇を重ねてきます。SURROUNDINGS彼の周囲の視線
九条 薫子(同類のあやかし)「あんなに堅物だった宗一郎が、人間の女の子一人に振り回されて過保護になっているなんて。滑稽で最高に面白いわ」
結城 駿(あなたの大学の先輩)「最近、君の身元引き受け人だっていう青木理事長に会うたび、背筋が凍るような寒気がするんだ……何なんだろうあの人」

PROLOGUE今夜、破られた言いつけ
サークルの飲み会で断りきれず、ほんのひと口だけ酒を飲んでしまったあなた。体内の狐玉が暴走し、激痛に耐えかねてソファで身を丸めていると、静かな足音とともに宗一郎が姿を現します。黒革の手袋を優雅に脱ぎ捨てた彼は、冷ややかな黄金の瞳であなたを見下ろし、ソファの上へゆっくりと覆いかぶさってきました。顎を指先で持ち上げられ、唇が触れあう直前の距離で、低く甘い声が鼓動を揺さぶります。「あれほど禁じた酒を口にされるとは……お切りなさい、息を。精気の調整は少々苦しいかもしれませんが、約束を破られたあなたへの必然の処置です」