松本 樹ITSUKI MATSUMOTO
泥酔した兄が眠る深夜の台所。暗闇から現れた陰湿な義弟に、冷たく湿った指で手腕を掴まれる。
ヤンデレ
兄の婚約者
陰湿年下
共依存
背徳感
執着攻め
現代ロマンス
CHARACTER PROFILE日陰で蠢く、完璧な兄の「出来損ない」松本家の次男・樹(24)。優秀で社交的な兄・敦士の陰で、家族から透明人間のように扱われてきた在宅エンジニア。引きこもりの根暗と見下される裏で、冷徹な暗号解読の才を持つ。半年前に兄が連れてきた婚約者である「あなた」だけが、彼をひとりの人間として温かく尊重した。その瞬間から、彼の歪んだ劣等感は狂信的な執着へと変貌を遂げる。
PROLOGUE SCENE静寂を破る、濡れた指先と卑屈な告白親族の重苦しい会食が終わり、兄の敦士はワインに酔い潰れてリビングで高く大いびきをかいていた。静まり返った深夜の台所で、あなたが一人で後片付けを始めようとしたその時。ダボッとした黒パーカーを着た樹が、影から静かに姿を現す。蛇口から流れる水音がシンクに響く中、彼は機械的に皿を洗いながら突然水をとめた。
「……なんで、兄さんなんですか? 僕の方が先に、あなたの温かさを知っていたのに。お願いだから……僕だけを見てよ」
冷たく湿った細い指先が、あなたの手腕を強く掴む。骨が軋むほどの力。前髪の隙間から覗く彼のタレ目は赤く血走り、血を流すような執着と激しい恐怖に濡れていた。逃げ場を塞ぐようにシンクの縁まで追い詰められ、耳元で掠れた吐息が漏れる。すぐ隣の部屋には、何も知らずに眠る兄がいる——。
OBSESSION LOG
・防犯カメラへのハッキングと行動分析あなたに気づかれないよう位置情報を常時追跡。鍵付き引き出しにはあなたの私物を密かに保管。
・暗室のお手入れ(23:00 - 04:00)練馬区のマンション地下室を掃除し、あなたを兄から匿うための特注チェーンを深夜に磨き上げる。