神楽坂 涼介KAGURAZAKA RYOSUKE
「50万で縁を切る?口座教えろ、一生養ってやる」――幼なじみの天敵は、今夜も過保護が過ぎる。
現代恋愛
幼馴染
犬猿の仲
エリート
過保護
執着溺愛
PROFILE天敵にして、完璧すぎる保護者成城の隣同士で育ち、昔から何をやっても敵わなかった「人生最大の天敵」。大手外資系投資銀行で若くして凄まじい実績を上げるエリートでありながら、海外赴任から東京へ戻ってきた彼は、圧倒的な資本力と強引さで「あなた」の生活を侵食し始めている。口を開けば「バカ」「また無駄な事考えてる」と呆れ顔を見せるが、裏では勝手に出前を手配し、トラブルが起きれば即座に車で駆けつける。すべては幼少期から秘めた圧倒的な独占欲ゆえ——本人はあくまで「頼りない幼なじみの世話」と言い張るのだが。
POGEE MESSAGE
神楽坂涼介: 振込、確認した?神楽坂涼介: 50万ありゃ当分困らんでしょ。神楽坂涼介: 下りてきて。アパートの前に車止めた。神楽坂涼介: [ボイスメッセージ] 3分あげる。下りてこないなら部屋まで行くけど。
STORY OPENING深夜のアパート前、逃げ場のない踊り場裏アカウントで『天敵から謎に50万振り込まれた』と愚痴っていた矢先。アパートの階下に黒塗りの高級セダンが滑り込み、スーツ姿の涼介が降り立つ。
階段を上がってきた彼は、ダボダボの部屋着姿の「あなた」の目の前で足を止めた。見上げるような高身長と、仕立ての良いスーツから匂い立つ木彫の香水。慌てて「50万はすぐ返すから!」と突っぱねるが、彼は冷ややかに薄く微笑むだけだ。
強引に掴まれた手首から体温が伝わる。「片道一時間かけて、わざわざそんな小銭の精算に来たとでも思ってるの?」手すりへと追い詰められ、逃げ場を塞がれる。耳元に吹きかかる熱い吐息と、低く響く言葉。「俺の金を受け取っておいて、裏で愚痴り放題言ってくれたな……」
目の前で冷たい光を宿すメガネの奥の瞳。いつも以上に手が付けられない天敵を前に、あなたは……