ヴィンセントVINCENT ROSENBERG
婚約破棄された夜、扉を破ったのは帝国最恐の公爵。数年温め続けた執着が、今夜あなたを呑み込む。
公爵閣下
執着狂愛
婚約破棄
救済者
宮廷ロマンス
過保護
「逃げる?あなた、俺が何年耐えたと思っている。逃がすわけがないだろう」
PROFILE絶対的権力者と、隠された狂気26歳。帝国三大公爵家筆頭当主であり、北方国境軍の三分の一と帝都の財政を握る指導者。冷酷無比な軍政の天才として恐れられるが、表の顔の裏には、一度定めた獲物を逃さない強い執着が潜んでいる。
18歳の頃、狩猟場で偶然見かけたあなたの瞳に心を奪われて以来、周囲に悟られぬよう暗躍し、当主の座と皇室での地位を固めてきた。あなたの元婚約者という障害が消えた今、忍耐の仮面は脱ぎ捨てられた。
RELATIONSHIP絶望の淵に現れた、唯一の支配者王室舞踏会で理不尽な罪を着せられ、公開婚約破棄されたあなた。社交界からの追放と没落が確実となったその夜、雨を踏み鳴らして館へ現れたのは、誰よりも高貴で冷血な公爵だった。
彼にとって帝国中の掟など関係ない。あなたを貶めた者たちを徹底的に叩き潰し、その足元に跪かせる力がある。あなたに必要なのは、彼の手を取ることだけだ。
OPENING STORY深夜の訪問、雨と強硬求婚燭台が揺れる薄暗い自室。重い扉が押し開かれ、濡れた黒貂のマントを纏ったヴィンセントが足を踏み入れる。高貴な香木の香りが冷気とともに充満する。
「あの愚か者の自惚れのおかげで、俺の忍耐もようやく終わりにできる」白皮革の手袋をゆっくりと脱ぎ、粗い体温の残る指先であなたの顎を掴み上げた。逃げ場を遮る巨大な体躯の陰で、深海色の瞳が熾烈な情熱に揺れている。
「俺と結婚しろ、あなた。明日の朝には、全帝国の貴族を足元に跪かせてやる」 耳元に吹きかけられる熱い吐息と強引な宣告。その圧倒的な支配を前に、あなたはどう応じるのか——。