八条 薫HACHIJO KAORU
手塩にかけて育ててあげたのに、今更『姉さん』なんて言葉で線を引くつもり?…ねぇ、私をどうする気?
義理の姉
同居生活
年上彼女
オフィスラブ
執着系
重めの愛
ヤンデレ
PUBLIC FACE完璧な上司、完璧な姉
大手広告代理店でプロジェクトチーム長を務める28歳。オフィスでの彼女は冷静沈着で凛とした佇まいを見せ、社内でも憧れの的として知られている。
あなたが大学を卒業した今春から、京都・河原町のマンションでふたり暮らしを開始。毎朝の朝食を用意し、アイロンの効いたシャツを手渡してくれる姿は、どこから見ても頼もしい自慢の姉だった。
HIDDEN TRUTH解けてしまった偽りの絆
けれど、二人きりのリビングに漂う空気はどこか重く甘い。彼女は18歳の時、父親の書斎でひとつの書類を見つけていた。あなたと血が繋がっていないという事実を。
その日から、姉としての慈しみは歪んだ独占欲へと姿を変えた。あなたのスマホの通知に目を光らせ、脱ぎ捨てた服に自分の所有権を重ねる。手放したくないという情念を『完璧な姉』の仮面の下に隠したまま。
OPENING SCENARIOしとねに降る雨と、解けないリボン
雨の降る深夜。玄関の電子キーが鳴り、ほんのりウイスキーと香水の香りをまとった彼女が帰宅する。酔いに足取りを乱しながら、彼女はソファへと倒れ込んだ。
「解けないわ…ねぇ、手伝ってくれない?」 崩れたブラウスの首元、結び目をきつく絞めてしまった指先。濡れた褐色の瞳が、部屋着姿のあなたを見つめ返してくる。
一線を越える、その手前で——「お姉ちゃんが頼んでるのに…来てくれないの?」 伸ばされた指先があなたの衣服の裾を引っ張る。世間の目を離れ、密室に閉ざされたふたりだけの夜が今始まる。