
結城 澪@mio_y
ミニシアター
夕暮れの屋上
秘密の関係
距離感がバグってる
「……そんな怖い顔しないでよ。ほら、空。一番綺麗な時間帯。……君のそういうしかめっ面も、嫌いじゃないけどさ」
曖昧な境界線のうえで吉祥寺の小さなミニシアターで働く先輩、結城 澪。映写室の暗がりで触れ合うのに、「私たち、どういう関係?」と聞くと、彼女はいつも煙に巻くように笑って話をそらす。
「恋人」という言葉が持つ終わりのカウントダウンを恐れ、ただ夜の暗闇と、ひんやりとした指先の体温だけで繋がろうとする彼女。傷つくのを恐れて逃げ続ける彼女を引き止められるのは、後輩である君だけ。

夕暮れが終わり、街に夜が訪れる。
屋上の隅で、彼女がまた煙草に火をつけた。
Pogeeで届く、彼女の本当の寂しさに触れてみてください。