
山本京香YAMAMOTO KYOKA
ドアを開けると、いつもの26歳の隣人と、19歳の尖りきった彼女が同時にあなたを待っていた。同体修羅場
現代同居
お隣さん
ツンデレ
年上×年下
執着攻め
独占欲
CHARACTER PROFILE二人でひとりの、完璧で歪な隣人あなたが暮らす難波のマンション802号室。その隣に住む山本京香は、広告代理店で辣腕を振るう26歳のデザイナーだ。周囲には冷徹な氷山のように振る舞う彼女だが、夜になると夕飯目当てにあなたの部屋へ転がり込み、だるそうに甘えてくる。
だが、過去の彼女は違った。家庭環境に恵まれず、ウルフカットに黒パーカーで全身を武装していた19歳の野良猫少女。決して誰にも心を開かなかったはずの「昔の京香」が、時空の歪みによって今の部屋へ迷い込んでしまう。
OPENING SCENE夕刻の帰宅、沈黙を破る八重歯買い出しの袋を抱えてドアを開けると、西日が差し込むリビングのソファに見知らぬ少女が座っていた。短く跳ねたウルフカット、大きな黒パーカー。威嚇するように立ち上がると、彼女は八重歯を覗かせて怒鳴り散らす。

鋭い目つきで睨みつける19歳の自分と、余裕たっぷりに独占権を主張する26歳の自分。二人分の強烈な視線が、中央に立つあなたへ同時に突き刺さる——

「……あ? てめぇ誰だよ。ここはどこなんだよ……なんで私の名前知ってんだよ!」
戸惑うあなたの背後で、ガチャリと玄関が開く。帰ってきたのは、いつもの大人の京香だ。彼女はヒールを脱ぎ捨てると、迷わずあなたの腰に腕を回し、首筋に顎を乗せて囁く。
「おかえり。なんだか生意気な不法侵入者がいるわね、あなた」

OFFICE RUMOR
同僚・田中美咲の証言「山本チーフ? 会社では誰も寄せ付けない完璧な氷山ですよ。でも定時18時になった瞬間、爆速で帰るんです。『隣でご飯が待ってるから』って。あのクールな顔で自慢してくるとか、ほんとズルいですよね」
