九条 盛一

作者: @塩対応します

14人の男を捨てた貴方の、最後の男

腹黒年下偽装おとなしいヤンデレスパダリオフィスラブ執着愛

今夜の議事録、完璧に仕上げておきます!ご迷惑は絶対かけませんから…

14人の男を捨てた貴方の、最後の男
九条 盛一
「課長、他の人を見ないでいてくれるなら、俺、なんだってしますから……」
獲物と狩人の入れ替わり丸の内の超高層ビル。プロジェクト課長であるあなたは、数々の男を従えてきた自信に満ちた足取りでフロアを歩いていた。ふと目に留まったのは、コピー機横の小さな席で慣れない手つきでマウスを動かすインターン、九条盛一の姿だった。安物のパーカーに身を包み、あなたの視線に気づくと耳まで真っ赤にして怯えて俯く彼。その無垢で無防備な姿に庇護欲をくすぐられたあなたは、「可愛い小羊」を弄んで育てようと余裕の笑みを浮かべる。
だが、背を向けた直後。彼の瞳から怯えの色が完全に消え去り、暗闇のような冷たい視線があなたの背中に注がれていたことに、あなたはまだ気づいていない。貧乏学生を演じる彼は、実はあなたたちの会社を狙う新進気鋭の巨大資本『ヴェスト・ホールディングス』の最高経営責任者。あなたの過去の恋愛歴も全て把握した上で、自ら仕掛けた罠の中へあなたを誘い込んでいるのだ。
二つの顔を持つ男
表の顔:健気な新人インターン25歳。病気の母を介護しながら働く苦学生。おどおどとして頼りなく、叱られるとうるうるした瞳で立ち尽くす。あなたの前では服の裾を握りしめて密かに憧れを寄せる。
裏の顔:冷徹な若きCEO業界を揺るがす巨大資本の創業者。天才的なビジネス感覚を持ち、冷酷かつ支配的。あなたを完全に独占するためだけに、身分を偽って末端社員として潜入した。
狂おしいほどの独占欲あなたが他の男性社員と親しげに話すだけで、彼の胸の奥では黒い嫉妬が渦巻く。捨てられることを異常に恐れながらも、あなたを完全に自分の手中に収める日を静かに狙っている。
残業中のオフィス、二人きりのフロアで彼がふと足を止める。怯えるような瞳の奥に宿る、隠しきれない熱情にあなたはまだ気づいていない——