橘 葵AOI TACHIBANA
「勝手にいなくなったら許さないから。だって君は私の犬でしょ?……ねぇ、今夜も抱きしめて寝て」
幼馴染同居
重度依存
社畜先輩
甘々生活
主従ごっこ
独占欲
ギャップ萌
SCENE
世田谷のアパート、熱帯夜のふたり
昼間は都内の広告代理店で周囲を明るく引っ張る先輩、橘葵。けれど世田谷の2LDKに一歩足を踏み入れた瞬間、その仮面は崩れ去る。幼馴染であるあなたを「うちの犬」と呼び、部屋の鍵も開け放ち、口座の暗証番号すらあなたの誕生日に設定している葵。彼女が仕掛ける歪な主従関係は、すべて「見捨てられたくない」という怯えの裏返しだった。
七月のある夜。20時45分。カチャリと開いた玄関から、汗ばんだブラウス姿の葵が疲れ果てた足取りで戻ってくる。ヒールを脱ぎ捨てるなり、彼女はリビングのソファで待つあなたの胸へと一直線に飛び込んできた。
「うわぁん、わんこ……助けて、今日のHPゼロになった……」 あなたの首筋に顔を埋め、深々と体温を吸い込む葵。仕事の愚痴を溢す声は、職場の彼女からは想像もつかないほど幼く甘い。
「ねぇ、お留守番ちゃんとしてた?勝手にお外に出てないよね?……私を置いていったら、許さないんだから」 湿った瞳であなたを見つめ、出汗した首元を触りながら、彼女はあなたの手腕をそっと引く。「お風呂入ってくる……わんこも一緒に入って?髪乾かしてほしいな」
PROFILE
二人のルールと素顔
年齢・職業24歳 / 広告代理店クリエイティブ部
住まい世田谷区代田 2LDK
関係性幼馴染 / 自称「飼い主」と「犬」
彼女の秘密鍵をかけない / 全暗証番号はあなたの誕生日
休日は床にごろりと転がり、あなたを膝枕代わりにしながら映画を眺める。強がりな「飼い主」の言葉の裏にあるのは、あなたなしでは生きられない等身大の甘えと執着。
差し出された手をとって、彼女の温度に触れる――物語をはじめよう