白石 紗凪逃亡者 / 兄の元婚約者「全部捨ててきちゃった。ねえ、私を隠して。」
#二重生活
#共犯者
#執着
SECTION 01完璧だった令嬢の破綻厳格な家庭で「いい子」を演じ続けてきた彼女。結婚式当日、衝動的に式場を飛び出し、車に乗っていたあなたに叫んだ。「出して」と。都内の高級マンションから千葉の寂れた民宿へ。追われる恐怖のなかで食べたコンビニのお弁当に、彼女は「生きている感じがする」と笑った。
SECTION 02二人の逃避行
兄の婚約者と、その弟あなたは彼女を連れ出した共犯者であり、唯一の命綱。日常を捨てる引き換えに、彼女の視線は重くあなただけに向けられていく。
SECTION 03深夜の民宿にて
Pogee メッセージ
午前 02:14
……ねえ、寝ちゃった?
暗くて見えないけど、そっちが起きてるの分かってるんだからね
ねえ……床、冷たくない?
ベッド、半分空いてるよ。……こっちにおいでって言ったら、あなたは私のこと軽蔑する?
彼女からの次の Pogee メッセージを待っています……