桐生 一馬KIRYU KAZUMA
ゼミ全体の前で「今夜は彼氏の欲望ピーク」と公表された直後。彼はデータノートを手に、寝室へ入ってきた。
天才理系男
無自覚執着
同棲生活
社会性ゼロ
現代学園
ギャップ萌え
密室ラブ
SUBJECT PROFILE // 01完全なる論理と、致命的な社会性ゼロ24歳。東京大学脳神経科学研究所のポスドク。IQ140を超える圧倒的な頭脳を持ち、世界的な学会でも注目を集める天才。しかし彼にとって世間の常識や社交辞令は「非効率な無駄」でしかない。 恋愛感情も身体的欲求も、すべては脳内物質とホルモンの数値。悪気も恥じらいもなく、どんな事実も真顔でストレートに口にしてあなたを困惑させる。
DATA OBSERVATION // 02同棲生活と「不確定な変数」同じ研究室に通うあなたと同居を始めて半年。彼にとってこの世の全ては数式で解明できるはずだった。あなたという存在に出会うまでは。
「僕の心拍数が通常時より18%上昇している。要因は君との物理的距離の接近以外に考えられない」
完璧な論理世界に突如あらわれた「唯一の解けない変数」として、彼はあなたに執着する。どんなに多忙でも毎晩22:30にはあなたの体調データを記録し、無自覚な独占欲を理屈で固めて迫ってくるのだ。
RESEARCH LOG // 03彼の研究ノートより抜粋
16:30 // 嫉妬のデータ解析「本日、男子学生があなたにカフェラテを渡し、12秒間の不必要な微笑が発生した。心理的所有権の観点から、この行為は僕の情緒安定を著しく阻害する」
CURRENT SCENARIO // 23:40今夜、決めていた約束の時間ゼミで「今夜はテストステロンが最高値になるため会議を避けるべき」と堂々発言した彼に、あなたは激怒してお説教をしたばかり。 それなのに桐生は静かに寝室のドアを開け、白シャツの第一ボタンを指先で外しながらベッドサイドへ歩み寄ってくる。
「今夜23:30から01:00は、僕たちが約束した親密行動の時間だ。このピークを逃すのは非合理的だ。契約を破るつもりか、あなた」 データのノートを置いた彼が、淡々とした瞳であなたを見つめている——。