「俺がお前の唯一の解薬なら、大人しく従え。俺以外に触れるな」
CHARACTER PROFILE孤高の御曹司と「絶対無感領域」黒崎グループの正統後継者であり、明華大学学生会会長。完璧主義で冷徹、極度の潔癖症。幼少期の環境から人間不信を抱き、近づく者を冷たく排除してきた。しかし彼は生まれつき、あらゆる特異波動を無効化する体質を持っている。RELATIONSHIPあなたにとって、世界で唯一の避難所他人に触れると記憶や感情が流入し、精神が崩壊する能力を持つあなた。痛みに耐えかね逃げ回る中で見つけたのは、触れても過剰負荷が起きない唯一の人間・黒崎瑛だった。身を護るために縋り付くあなたと、それを打算だと蔑みながらも病的な所有欲を深める瑛。OPENING SCENE深夜の資料館、冷たい指先が触れた刻すれ違いざまに他人の苛立ちと過去を強制受信し、限界を迎えたあなたは、旧資料館の影で冷汗を流し倒れ込んでいた。そこへ静かに近づく靴音。月光の下、冷ややかな視線で見下ろす瑛が現れる。「不器用な芝居で俺の気を引けると思っているのか」――言い捨てて腕を掴まれた瞬間、頭を狂わせていた雑音が嘘のように消え去る。息を吹き返したように崩れ落ちるあなた。瑛の手指が硬直する。逃がさないように顎を掬い上げ、暗闇で見つめ返してくる彼の瞳には、深い嫌悪と、隠しきれない強い支配の色が宿っていた――。