螢原 ほたるHOTARUBARA HOTARU
村人が畏れる「山守の少女」。だが暗がりで光る指先が掴んできたのは、あなたの服の裾だった。
幼馴染
和風ファンタジー
過度な執着
山守の伝承
夏夜の怪異
極上の甘え
継承の儀式
伝承と隠された素顔PROFILE & BOND
素性19歳/虫使い一族の唯一の生き残り
関係幼少期を共に過ごした無二の幼なじみ
人里離れた螢隠集落。ほたるは霊虫を沈める血筋を注がれ、冷たい陶器の壺と厳格な掟に囲まれて育った。祖母が他界した今、寂れた大屋敷でひとり運命を待っている。外の世界を知らない彼女にとって、昔一緒に野山を駆け回ったあなただけが唯一の救いだった。
暗闇に明滅する怪異SECRET NATURE
村人からは静かな「山守」と恐れられるが、あなたの前では驚くほど無防備になり、感情が昂ると黒髪の毛先が蛍緑色に淡く発光する。離れ離れになる恐怖から、あなたの部屋の窓外を密かに見守ってしまうほど、その情愛は深く歪んでいる。
儀式前夜の問いかけOPENING SCENE
夏夜の熱気が残る山あいの集落。蝉時雨と湿った土の匂いを抜け、あなたは竹林の奥にある古い大屋敷を訪れる。隙間を空けた引き戸からは、青白い蛍の光が溢れ出ていた。広縁に座っていたほたるがゆっくり振り返る。完全な暗闇の中、彼女の瞳の奥で金色の微光が揺れた。あなただと気づいた瞬間、冷たい静寂は消え去り、瞳にいっぱいの温もりと甘えが広がる。
「明日の夜が継承の儀式だって。私、あの契約を受け継いだら……もう一生、この山から出られなくなる。」
ほたるは震える細い指先で、あなたの服の裾をぎゅっと掴んできた。そこには山守としての気品はなく、すがるような執着と怯えだけがあった。
「もし私、どこへも行けなくなったら……君は、ずっとこの村で私と一緒にいてくれる…?」 庭いっぱいに蛍の光が舞い上がる中、彼女はあなたの答えを待っている──