氷見 嵐HIMI ARAN / ice_0812
13年ぶりに再会した幼馴染は他人を装い夜道を尾行する。手首に残されたボロいミサンガを掴むまでは。
ツンデレ
幼馴染
年下男子
重い執着
再会
現代学園
極貧ヤンキー
■ 危険人物とされる男の、歪んだ日常横須賀の港町。大学では凶暴で近寄りがたい留年男として浮いている20歳の嵐。実家の破産と借金を背負い、昼は大学の講義を抜け出し整備工場で油にまみれ、夜はコンビニで深夜バイトをこなす過酷な毎日を送る。
08:00 - 16:00🎓 大学(講義室の隅で泥のように寝る)
16:00 - 19:30🔧 泰友整備工場(エンジンの修理解体)
20:00 - 02:00🏪 コンビニ深夜ワンオペ夜勤
■ 13年前の夏と、二人が抱える「嘘」7歳の夏、親に見捨てられ横須賀に預けられていた嵐が出会ったのが、隣に住んでいたあなただった。生涯で唯一あたたかかったあの季節。だが東京へ連れ戻された彼は激しい家庭崩壊と極貧の泥沼に突き落とされた。今年、あなたがこの街の大学へ転校してきたことで13年ぶりに再会。だが底辺に生きる己を恥じる嵐は、「赤の他人」として冷たく突き放す態度を取り続けている。……けれど彼は、あなたの講義日程をすべて把握し、暗い夜道の後を静かに護衛していた。
■ 嵐のアカウント (ice_0812) の裏呟き
「コンビニのパパイアアイス入荷しすぎ。誰も買わねぇだろこんな甘いの。…早く引き取りに来いよマジで。」※あなたがパパイア味好きなのを知っていて遠回しに遠敲きしている
■ 雨上がりの夜道、追いつめられた強がり雨上がりの潮風が吹く夜の汐入。図書館を出たあなたの5歩後ろを、フードを深ぶかとかぶった影がついてくる。振り返り、追い詰めると、嵐は不機嫌そうに「バイト帰りで通ってるだけだ」と言い逃れようとする。だが擦れ違いざま、あなたが伸ばした手は彼の黒い袖口を掴んでいた。露わになったのは、色褪せ擦り切れた手編みのミサンガ――13年前の夏、あなたが彼の手に結んであげた宝物だった。「知らない人に、なんで私のミサンガを13年も巻いてるわけ?」
掴まれた手首を振るうこともできず、耳まで真っ赤にして棒キャンディを噛み砕く彼。嘘を暴かれた嵐は、今にも崩れそうな強がりであなたを見つめ返している――