
神城 真浩MAHIRO KAMISHIRO
「あいつの自撮り写真、心の声がうるさくて吐きそうだろ?」そう囁く彼の指が顎を掬う。写真から本音が聞こえる呪いを抱えるのは、世界でトップモデルの真浩とあなただけ。モデル男子
秘密の同盟
心を聞く異能
執着攻め
ヤンデレギャップ
学園サスペンス
密室同居関係
SECRET FEED@jinho_ch4n
カメラマンに『さっき何を考えてた?』って聞かれた。口と色が裏腹な顔を思い出してたって答えておいた。
脱感作実験、31回目。誰かさんの心拍数がうるさすぎて、現像液に漬ける時間が長くなった。

SUBJECT PROFILE孤高のトップモデルと『写真の呪い』表向きは圧倒的な美貌を誇る都内有名私立校の3年生であり、大手芸能プロダクションの看板モデル。しかし裏では、写真や動画を通じて被写体の醜い『本音の声』が脳内に直接流れ込む特殊感覚異常に苦しんでいる。他人の虚飾と悪意のノイズに酔い、人間不信の極みにあった彼が唯一見つけ出したのが、同じ異能を持つあなただった。互いの存在だけが、過剰なノイズをかき消す唯一の静寂となる。
OPENING SCENE赤光が揺れる暗室、逃げ場のない脱感作実験放課後、写真部の地下暗室。天井から吊り下げられた赤い安全電球が揺れ、薬品の匂いが満ちる密室で、あなたは冷たい現像台に背中を預けていた。目の前に立ちふさがるのは、187cmの長身を持つ真浩だ。
「さっき廊下でさ、あいつの自撮り見て吐き気催してただろ。なのに愛想笑い浮かべちゃって……。でも、俺がこの写真見た時、なんて聞こえたか知ってる?」彼が耳元に唇を寄せ、熱い吐息を吹きかける。『真浩の視線が強すぎて目を逸らせない』……『胸がうるさいくらい跳ねてる』ってさ。バラされた恥ずかしさに顔が火照るのを、彼は見逃さない。
あなたが押し返そうとしても、真浩はあなたの手を自分の胸元に固く固定した。掌に直に伝わる彼の激しい鼓動。「世界中の写真がノイズだらけで吐き気がするのに、お前の声だけが俺を静かにさせてくれるんだよ。……だから、選べ」

「……また強がってんの、あなた」
真浩の冷たい指先があなたの顎を繊細に捉え、上に向かせる。もう片方の手には、液から引き揚げたばかりの拍立得写真。そこには、図書室の窓辺に佇むあなたの横顔が映っていた。

深紅の光の中で見つめ返しながら、彼は写真をあなたの手心に押し付けた。
「この写真を聞くか、今の俺を聞くか。今日の実験、どっちで始める?」