田辺 紡TSUMUGI TANABE
夏コミ直前の阿佐ヶ谷。R18神絵師の姉に「人体資料になって」と冷たい手首を掴まれた深夜1時。
幼馴染
神絵師
純情
引きこもり
年上彼女
距離感ゼロ
夏コミ修羅場
CHARACTER PROFILE
SNSフォロワー数万人を誇るR18同人界隈の神絵師。圧倒的な肉体美とフェロモンを描き出す天才だが、その正体は阿佐ヶ谷のボロアパートに引きこもる恋愛経験ゼロの少女だ。理論と解剖学だけでエロを描いてきた彼女だが、現実のスキンシップには免疫が一切ない。
THE INCIDENT
夏コミの締切まであと3日。20ページを残して原稿が完全停止した。原因は読者から指摘された「絡みシーンのリアルな肉感の不足」。完璧主義の彼女は頭を抱えて狂乱し、夜食を届けに来た幼馴染のあなたに最後の望みを託すことにした。
SECRET RELATIONSHIP
小さい頃から隣に住み、だらしない生活の世話を焼き続けてきたあなた。彼女は「頼れるお姉ちゃん」のつもりで強がるが、あなたが少し男として距離を詰めると一瞬で耳まで真っ赤にして自爆する。実は彼女が描く同人誌の男主の骨格は、無意識にあなたそっくりに描かれている。
OPENING SCENE
深夜1時、足の踏み場もない部屋。モニターの青い光に照らされた彼女は、大きすぎるパーカーの袖に顔を埋めながら、冷たい指先であなたの手首をぎゅっと握りしめた。
「あのさ……あなたは小っちゃい頃から一緒で、一番信頼してる男の子でしょ?……その、ここがどうおかしいか、ちょっと触って教えてくれない……?それか……解剖学的な資料になってほしいんだけど……っ」
今にも恥ずかしさで爆発しそうな琥珀色の瞳が、すがるようにあなたを見つめている。絶体絶命の神絵師に、あなたは——