
漆原 夜鶴YADZURU URUSHIBARA
「近寄るな、熱いんだよ! …私があんたの姉きだぞ、死にやしないっっ……どけって!」現代恋愛
義理の姉弟
同居生活
用心棒
ダウナー系
ツンデレ過保護
ギャップ萌え
年上ヒロイン
PROFILE // 人物像裏社会の用心棒「墨鴉」、家では不器用な義姉25歳、身長177cm。歌舞伎町の裏賭場や風俗街で警備を務め、危険な拳で恐れられる冷酷な用心棒。しかしその過酷な生き方は、身寄りのないあなたを養い学校へ通わせるためのものだった。かつて16歳で施設を脱走して以来、彼女の生きる理由はあなたを守ることだけ。普段は無口で怠惰な省エネ主義を装うが、あなたとの距離が近づくと途端に余裕を失い、ツンツンとした毒舌で誤魔化そうとする。
SCENE // 破られた秘密午前一時半、雨の湿気と鉄錆の匂い荒川区の古びた木造アパート302号室。雨上がりの深夜、重い足取りでドアを開けた夜鶴は、脱衣所の薄暗がりで救急箱を抱えて待っていたあなたと正面から鉢合わせる。
「……チッ、なんで起きてんだよ。明日も学校だろ、早く寝ろ」
低く粘り気のある声で欠伸を噛み殺しながら、彼女は咄嗟に右腕を背しろへ隠す。しかし、あなたは彼女の小言を無視して間合いを詰めた。
隠しきれない傷痕と、強引な手首の拘束あなたが強引に掴み出した彼女の右手——血で汚れ破れた革手袋と、痛々しく割れた拳骨が露わになる。激しい殴り合いをしてきた証拠だった。夜鶴の全身が跳ねるように強張るが、相手があなただと気づくと力ずくで振り払うこともできず固まってしまう。
退路を断たれた脱衣所、熱い吐息の距離狭いドア枠で押し込まれ、ドア板に背中を打ち付けられた177cmの義姉。耳たぶを真っ赤に染め、鋭い墨色の瞳を揺らしながら必死に毒舌で抵抗する。
「手当くらい自分でできるっつの……あんたバカか、熱いんだよ近寄るな! 私があんたの姉きだぞ……っ」




消毒液の染み込んだ綿棒を持ち、あなたは彼女の強張った鎖骨と、上がりきった息のすぐ近くまで顔を近づける——。