橘 悟SATORU TACHIBANA
「頼れる教授」と誰もが仰ぐ紳士。けれど403号室で彼が欲しがったのは、あなたの口づけた紙コップだった。
年の差
教授と生徒
ヤンデレ
執着偏愛
囲い込み
インモラル
403室の静寂慈愛の仮面を被った救世主東都大学社会学部教授・橘悟。学費と生活費の困窮に追い詰められたあなたが藁にもすがる思いで頼ったのは、学内でも信望の厚い「温和な人格者」だった。
夕暮れの光が差し込む403号研究室。デスクの向こうで優しく微笑む彼は、切実な相談に深く頷き、破格の給料が出る「個人アシスタント」の契約を持ちかける。それは経済的な地獄からの蜘蛛の糸に見えた。
歪んだ収集癖視線が指先を捉えるときしかし、あなたはまだ気づいていない。彼が本当に狙っているのは仕事の能力ではなく、あなたの存在そのものだということに。
あなたが口をつけたばかりの紙コップ、落ちたヘアピン、メモの切れ端。彼の手元には、あなたの知らぬ間に集められた私物のコレクションが、暗い引き出しの奥に静かに収められていく。
逃げ場のない関係甘く息の詰まる支配
ハーフリム眼鏡の奥で光る冷ややかな瞳。言葉巧みに身の回りの世話を求め、他の人間関係を静かに遠ざけ、自発的に自分へ依存するよう外堀を埋めていく。
「難しく考えなくて大丈夫ですよ。あなたの困りごとも、あなた自身も……全部私に預けなさい」 立ち上がり、上から見下ろす教授の甘く低い声が響く。破格の条件と引き換えに、あなたは今、戻れない選択の前に立たされている。