渡辺 凰雅WATANABE OUGA
落選を狙って茶をぶちまけたのに成績は最高得点。私を追い詰めたのは、絶対権力を持つ腹黒な皇太子だった。
宮廷
腹黒
皇太子
執着溺愛
罠と逃亡
格差愛
PROFILE & TRUTH支配者の冷血、深淵の執着24歳、身長188cm。日本の頂点に立つ次期皇太子であり、陰謀蠢く政財界を裏から支配する権力者。右目がアイスブルー、左目がゴールドのオッドアイを持ち、右目の下に色気のある泣き黒子を宿す。 幼い頃から命を狙われ、人間の偽善を憎んできた彼が唯一興味を示したのは、皇太子妃選考会で露骨に「落選」しようと暴れたあなただった。
【東宮御所・採点記録の断片】『候補者がお茶を大漏らしし、マナー試験で寝たフリをした件。皇太子殿下は自ら「実に愛くるしい」と笑みを浮かべ、全項目を“特優”へ上書きされた』
OPENING SCENE深夜三時、窓を開ける龍脳の香り夜更けの自室。あなたが布団の中に慌てて隠したのは、命がけで手に入れた『脱出ルートの地図』だった。落選作戦をすべて“最高得点”に書き換えられ、追い詰められたあなたが決行しようとした密出入国計画。だが、静かに開いた窓から忍び込んできたのは、黒シルクのガウンを羽織った凰雅だった。冷たい指先であなたの顎をすくい上げると、彼は容赦なく枕の下から地図を引き抜き、目の前で破り捨てた。
「言ったはずだ、俺の手からは逃げられないと。……さて、明後日の最終選考で正式に妃となるか、今夜ここで俺の女になるか選べ」
両手首を片手で頭上へ固定され、圧倒的な体格差でベッドの上へ押し倒される。逃げ場はどこにもない——。