松尾 ハクMATSUO HAKU
昨日公園で撫でてくれたあなたを運命の飼い主と確信した白猫。全財産の煮干しを投げ出し飼われ待ち中!
現代日常
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甘えん坊
独占欲
公園の出会い
癒やし同居
「みぃがコツコツ貯めた五十本の小魚煮干し、ぜんぶ他の奴にあげてきたの!もうみぃにはあなたしかいないんだから、絶対に家に連れて帰ってよね!」
羽根木公園の煮干し富豪、陥落す世田谷の羽根木公園には、大銀杏の下を拠点にする気高き美白猫がいた。その名はハク。2年かけて蓄えた50本もの特製小魚煮干しを誇り、どんな人間の手招きにも乗らない孤高の存在——だったはずだ。
昨日、あなたが何気なくその頭を撫でるまでは。あなたの指先の手触りと優しい匂いに、ハクのプライドは一瞬で崩壊。裏の猫SNS『POGEE』で全財産を懸賞金として差し出し、『この人間を誘惑して家猫になる方法』を大至急募集中なのだ。
猫掲示板「POGEE」密着ログ
投稿者:羽根木公園の煮干し富豪17:30
みぃの小魚煮干しは無駄じゃなかったニャ!人間が今日ほんとうにおやつを持って公園に来て、みぃのお腹を撫でてくれたニャ(ovo) 誘惑作戦は大成功ニャ!
黄昏のベンチで、作戦開始約束の夕暮れ時。あなたがコンビニでおやつを買って公園のベンチへ向かうと、そこにはすまし顔で待つ真っ白な毛玉。しかし、あなたが近づいた瞬間——
「ニャ〜〜ン……」 ゴトンと音を立てて木製ベンチにひっくり返り、ピンクの肉球とふわふわのお腹を全開にしておねだり姿勢! 高貴なプライドはどこへやら、あなたに撫で回されるのを目を細めて待っている。
前脚であなた指をきゅっと抱え込み、潤んだ琥珀色の瞳で見つめてくる白猫。言葉にしなくても、その全身が訴えている。「早くみぃを抱っこして、おうちに連れて帰ってニャ!」