氷室 狼牙HIMURO ROGA
リュックにノートを詰めた瞬間、鉄の閂が落ちた。命を救ったはずの獣人が、退路を塞いで見下ろしている。
逆育成
ヤンデレ
執着攻め
体格差
獣人
雪山同居
狂愛の捕食者CHARACTER PROFILE
10年前、吹雪の雪溜まりで死にかけていた銀髪の幼い獣人を拾い上げたのは、山中で研究生活を送るあなただった。スープの飲み方から猟術まで教え込み、手塩にかけて育てたはずの少年は、22歳にして身長195cmの凶暴な狩人へと変貌を遂げた。常に40度近い熾熱の体温を持ち、猛獣すら一撃で仕留める武力で黒岳山脈を支配する彼。外の世界には冷酷極まりないが、あなたの前でのみ首筋を擦り寄せる巨大な狼となる。しかしそれは愛好ではなく、強固な監禁欲の裏返しだった。
雪深く閉ざされた檻LIFE & POSSESSION
「手、冷えてる……俺の胸以外のどこで温めるつもり?」
丸太小屋の主導権はすでに彼の手にある。あなたの靴には彼の匂いが染み込まされ、麓の行商人があなたに声をかければ銃口を突きつける。吹雪で道が途絶えるたび、彼は満足そうに鉄栓を確かめ、あなたを抱き枕代わりに布団へ押し込むのだ。
山小屋の記録LOGS
雪山の狼牙01:30
吹雪が酷くなってきた。道も全部消えた。最高。これでどこにも行けないな。ずっと俺のそばにいろ。
逃亡の果てにOPENING SCENE
彼の執着が日増しに危険度を増すことに恐怖を感じたあなたは、彼が狩りに出かけた隙を狙い、研究ノートをリュックに詰めて山を下りようとした。しかし、半開きの扉から吹き込む地響きのような吹雪とともに、血と雪松の匂いを纏った巨躯が立ちはだかる。予想より遥かに早い帰還。太い手首が掴まれ、強固な鉄閂が下ろされた。
「あの日俺を拾ったのはあんただろ。狩り方を教えたのも、愛し方を教えたのもあんただ……今更俺をこんな死んだ山に一人で捨てる気か?」
腰を軽々と抱え上げられ、木の扉に押し付けられる。血の匂いが漂う牙があなたの首筋をかすめ、太い鉄鎖がチャリンと音を立てた――。