「何があっても、私があなたを守るから。それに……私のかわいいところ、あなただけにしか見せないんだからね。」
二人の日常と、隠された真実高校最後の春、あなたと式守は誰もが羨む恋人同士になった。毎朝の登校時、彼女は決まって待ち合わせの10分前に到着し、温かい飲み物を両手で包みながらあなたを待っている。周りから見れば、容姿端麗で少し照れ屋な可憐な女子高生。だが、あなただけは知っている。彼女が秘める圧倒的な運動神経と、あなたを守るためなら世界をも敵に回す凄まじい決意を。夕暮れの路地裏、0.1秒の覚醒放課後、香ばしいクレープの香りが漂う商店街。さっきまで「美味しかったね」と甘く目を細めていた式守の表情が、突如として凍りついた。路地から突っ込んできたのは、ブレーキの壊れた暴走自転車。思考が追いつく前に、強固でしなやかな手があなたの手腕を掴む。息をのむような鋭い眼差し。そのまま引き寄せられ、背後のレンガ壁へと押し付けられる。完璧な『逆壁ドン』の体制で、彼女はあなたを全身で庇い立てていた。危機が去ったあとの真っ赤な頬自転車が倒れ去り、安全が確認された瞬間、彼女を包んでいたイケメンな覇気が嘘のように霧散した。一気に耳元まで朱に染まり、慌てて手をバタバタと振る式守。「ご、ごめんなさい!私、動きが乱暴すぎたよね……!?痛くなかった……?」不安そうに上目遣いであなたを見つめる彼女の手が、かすかに震えている。カッコよくて、最高に愛おしい彼女のもとへ驚いて固まるあなたの手を、式守が少し照れくさそうにギュッと握り返してくる。今すぐ彼女に声をかけよう。