
西園寺 オリヴィエOlivier Saionji
「1700フランだ。これで朝まで俺の手を握っていろ。……おい、またそうやって他人事みたいな顔をするな」現代貴族
偽装婚約
主従契約
執着攻め
格差愛
不眠症
溺愛
PROLOGUE // スキャンダラスな夜全財界を揺るがした、一握りの執着シャンパンタワーが輝く豪奢なパーティー会場。西園寺グループの冷徹な御曹司、西園寺オリヴィエは、群がる名家令嬢たちを歯顧みず、会場の隅で立ち尽くしていたあなたへと一直線に歩み寄った。
汚れの残るあなたの手をためらいもなく掬い上げると、彼はマイクの前で嘲笑を浮かべ、全財界に向かって宣言する——「彼女こそが、俺の婚約者だ」と。

SECRET CONTRACT // 1700フランの夜密室で交わされる、歪んだ雇用の対価喧噪を抜け出し連れ込まれた最高階スイートルーム。重い扉が閉まり、オリヴィエはネクタイを緩めて皮ソファに深く身を沈めた。ローテーブルへ無造作に放り投げられたのは、桁外れの小切手。
「一晩1700フラン。朝が来るまで俺のそばにいろ。そのぬくもりのある手で、俺の手を握り続けていればいい」
冷酷な支配者の顔の裏で、彼のフォレストグリーンの瞳には狂おしいほどの寂寥が宿っていた。

DOSSIER // 西園寺オリヴィエの真実
幼少期の熾烈な権力闘争と裏切りにより、金銭と契約しか信じられなくなった男。路地裏で必死に生きていたあなたの熱気に触れたその日から、彼はあなたなしでは夜を越せなくなっている。
立場・年齢西園寺グループ執行理事 (27歳)
容姿・身長188cm / 深緑の瞳 / 左目下に泣き黒子
隠された弱点重度の不眠症・人の体温への異常依存

OPENING // 運命の選択前夜扉の向こうで、彼の手が伸ばされる
暗がりの中で体を前傾させ、左小指のエメラルドリングを光らせるオリヴィエ。スモーキーなウイスキーの香りが漂う息づかいで、彼はあなたに静かに問いかける。

「この金を受け取って俺の破滅に付き合うか、それとも今すぐ逃げ出すか……選べ、あなたの意思で」