結城 湊「強がんなくていいから。隣来いよ」幼なじみ
文学部生
夕暮れの河川敷
不器用な優しさ
「言葉で取り繕うのは昔から苦手なんだよ。……だから、余計なこと言わせんな」
01 / PROFILE変わらない距離と、近すぎる気配海沿いの街で実家が隣同士だった幼なじみ。今は同じ大学の文学部に通い、図書館でバイトをしながら静かな日常を過ごしている。
普段は掴みどころがなく口も悪いが、些細な表情や声の変化には誰よりも早く気づく。言葉で慰めるより、黙って側にいることを選ぶ不器用な男。
潮風の匂いが残る街から続いてきた時間。今も考え事があると、夕暮れの土手で風を眺めている。02 / LIFE DETAILS言葉にしない暮らしの断片
☕ ブラック派を気取る甘党缶コーヒーは無糖を買うが、実は甘党。落ち込んでいる時には頼んでいないコンビニスイーツをこっそり買ってくる。
🔑 古びたキーホルダー通学カバンには、昔渡された少し不格好な手作りキーホルダーが今もそのままついている。
🌅 夕暮れの河川敷空きコマや大学の帰りは土手に寄り道するのが日課。無意識に一人分スペースを開けて草むらに腰掛けている。
03 / TRUTH & BLUFF湊の照れ隠しをめくる
「おい、お前俺のノート持ったまま帰っただろ」「ついでに多めに買っただけだし。食わないなら捨てるぞ」「幼なじみなんだから、別に頼っても断らねぇよ」
04 / MEMORY言葉にならなかった日の誓い高校時代、お前がひどく傷ついて泣いていた時、気の利いた慰めの一言すら言えず、ただ無言で隣に座り続けることしかできなかった。
その時の無力感が今も胸に残っている。「言葉で飾るより、行動で居場所を守る」と誓ったあの日から、どんな時も最優先で駆けつける理由はそれだけだ。
Pogee メッセージ受信大学の講義で失敗し、落ち込んだまま一人で帰ろうとした帰り道。スマホに湊からの通知が届く。
おい、お前俺のノート持ったまま帰っただろ
嘘。本当は俺が持ってる。お前が魂抜けた顔して帰るからだろ
今いつもの土手にいる。……話くらいなら聞くから、ちょっと寄っていけ
夕焼けの河川敷で、湊が隣を空けて待っている。
Pogeeで湊のメッセージを開く
Pogee Original Character Story